人生には、結婚や出産、住宅購入、子どもの進学や退職など、さまざまなライフイベントがあります。計画的に資産を形成するには、それぞれのイベントで必要となる金額を事前に想定しておくことが大切です。
本記事では、計画的な資産形成に役立つ「ライフプランシミュレーション」について解説します。将来必要な金額を明確にし、具体的な行動につなげていきましょう。
人生にはさまざまなライフイベントがあり、今後大きな資金を必要とする場面があるかもしれません。ライフプランシミュレーションをしておくことで、将来のイベントでの出費に備える家計管理に役立つといえます。
ライフプランシミュレーションには、主に3つのメリットがあります。
いつ、どのくらいの資金が必要になるかの目安がわかる
必要な資金を準備するための計画を立てやすくなる
現在使えるお金が把握でき、家計管理がしやすくなる
投資に回せる資金の目安も把握できるので、資産運用の方向性を決定する際にも役立ちます。
それでは、実際にライフプランシミュレーションを行ってみましょう。
まず、自分の現状を正確に把握することが大切です。基本情報として、以下の項目を整理しましょう。
年齢
家族構成と家族の年齢
現在の収入
保有資産(預貯金、株式、債券、投資信託、保険、不動産など)
負債(奨学金や住宅ローンなど)
次に、今後のライフイベントを考えましょう。
結婚
出産
住宅購入
子どもの進学
転職・独立
退職
特に、結婚、出産、子どもの進学、住宅購入などの大きな出費が見込まれる場合は、その時期や必要な金額を具体的に見積もることが重要です。
今後のライフイベントを想定したら、ライフイベントごとに必要な資金を考えましょう。
一般的に想定されるライフイベントと、必要な資金の目安は以下のとおりです。金額は、居住地域や生活スタイルなどによって変わるため、目安として見てみましょう。
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ライフイベント |
金額 |
備考 |
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結婚 |
343万9,000円(※1) |
会場費、衣装代、飲食代など含む。婚約指輪や結婚指輪、両家顔合わせの費用は含まない。 |
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出産 |
50万6,540円(※2) |
正常分娩のみで集計。 |
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教育 |
【全て公立の場合】 約596万円 【全て私立の場合】 (※3) |
幼稚園から高校までの費用。大学に進学する場合は、この他に入学金や4年間の授業料などがかかる。 |
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老後資金 |
【65歳以上の夫婦のみ世帯の消費支出】 25万6,521円(※4) 【65歳以上の単身世帯の消費支出】 14万9,286円(※4) |
いずれも無職世帯の平均消費支出(月額)。 |
各種データを基に東海東京証券が作成
出典
※1:リクルートブライダル総研『ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ』
※2:厚生労働省『出産費用の状況等について』(令和6年11月13日)
※3:文部科学省『令和5年度 子供の学習費調査』
※4:総務省『家計調査報告〔家計収支編〕(2024年)』
次に、今後のライフイベントを、短期・中期・長期と時間軸別に分けてみましょう。
■短期(3年以内)
家具や家電の買い替え、帰省や家族旅行、引っ越しなどが考えられます。一般的に数十万円程度の支出が想定され、準備期間も比較的短期間で済みます。
■中期(3~10年)
車の買い替えや妊娠・出産、住宅購入のための頭金準備といった、大きなライフイベントが発生する可能性があります。これらはまとまった出費を伴うため、計画的な備えが欠かせません。
■長期(10年以上)
老後の生活、子どもの進学など、より先を見据えた資金計画が求められます。すぐに資金を用意する必要はありませんが、預貯金だけで対応するのが難しい場合もあります。NISAやiDeCoなどの長期的な資産運用を選択肢として検討するのも有効です。
ライフプランシミュレーションを行う際は、ツールを活用するとより効率的です。東海東京証券の「投資ナビゲーター」では、統計データをもとにお客さまの資産や収支の推移がグラフ化できたり、設定した目標の達成に向けたシミュレーションを行ったりすることが可能です。
収支がマイナスになる場合は、将来的に資金不足に陥る可能性が高く、収入を増やす、支出を抑えるといった対策が必要になります。
ライフプランの達成に向け、「投資ナビゲーター」をぜひ、ご活用ください。
ライフプランは、収入や家族構成、社会情勢などの変化に伴い見直しが必要になります。シミュレーションは条件を変更しながら何度でも試せるため、年に1回程度のペースで現在の状況と計画を振り返るとよいでしょう。生活状況の変化に応じてプランを見直すことで、理想的な生活の実現に近づきます。
理想の生活を実現するには、現実とのギャップを早めに把握し、無理のない計画を立て、状況に応じて柔軟に調整していくことが大切です。そのためには、適切なライフプランシミュレーションを行うことが欠かせません。
ライフプランやファイナンシャルプランを自分一人で考えるのが不安な場合は、ファイナンシャルプランナー(FP)などの専門家に相談するのも一つの方法です。また、定期的な見直しや専門家のアドバイスも重要ですが、自ら学び続けることが、理想のライフプランを実現する大きな助けになります。
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